世の中には虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。「一生懸命歯を磨いているのに虫歯ができた」と嘆く人がいるかと思えば「歯なんかあまり気をつけて磨いたことはないけど、虫歯は一本もない」という人もたまにいます。この違いはどこにあるのでしょうか?
その三つのバランスを改善しない限り、どんなに削って詰めても被せてもまた虫歯を作ってしまう可能性があります。
今までの歯科の世界では検査というものがほとんど行われてきませんでした。普通なにか体に異常があって病院に行くと、血液検査や尿検査など、体の状態を知るための検査を受けます。ところが歯科では、歯のレントゲン検査はありますが、口の中の状態を知るための検査はほとんど行われていませんでした。口の中の状態を知るには唾液を調べるのが一番です。
当院では無駄な治療の繰り返しを防ぐため、唾液の量や質、虫歯菌の活性度などを調べ総合的に虫歯になる可能性を判定します。そして生活習慣などを調査し一人一人に合った虫歯予防プログラムを提案します。また、定期的にPMTC(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング)を行うことで、虫歯菌を減らし歯質を強化する虫歯予防をお勧めしています。
唾液を調べる事により、口の中の細菌の活性度や細菌の排泄した酸を中和する抵抗力などがわかり、ムシ歯の原因とこれ以上ムシ歯を増やさないための対策を練る事が出来ます。